万年筆に興味はあるけれど、 「何を選べばいいのか分からない…」と感じていませんか。
なめらかな書き味、美しいインク、そして手に馴染む感覚—— 万年筆には、ボールペンにはない魅力があります。
本記事では、初心者が最初の1本を選ぶ際に知っておきたい5つのポイントを、 わかりやすく丁寧に解説します。

- 初心者には「ステンレス製」がおすすめ。硬めで扱いやすく、価格も手頃。
- 金ペン先(14K〜21K)は柔らかくしなやかな書き味。価格は高めだが一生モノ。
- EF(極細)…手帳や細かい文字に最適
- F(細字)…バランスが良く、初めての1本におすすめ
- M(中字)…滑らかな書き味で、筆記体やイラストにも◎

- カートリッジ式:初心者に最も扱いやすい。差し込むだけで使える。
- コンバーター式:ボトルインクが使える。インク選びの楽しさが広がる。
- 吸引式:高級モデルに多い。インク量が多く、長時間使えるがやや上級者向け。
初めてなら「カートリッジ式」から始めて、慣れてきたらコンバーターに挑戦するのがおすすめです。

- 樹脂製:軽くて扱いやすい。プレピーなどに採用。
- アルミ製:適度な重さと高級感。プレジール・プロシオンなど。
- 金属製(真鍮・ステンレス):重厚感があり、存在感抜群。長時間筆記にはやや疲れることも。
軽すぎると安定感に欠ける、重すぎると疲れる。まずは「中間の重さ」がベスト。
万年筆は、ボールペンとは違って「軽い筆圧」で書くのが基本です。
力を入れすぎるとペン先が傷んだり、 インクの流れが悪くなることがあります。
書き始めはゆっくりと、インクがペン先に馴染むまで 少し待つとスムーズに書けます。
また、ペンを紙に対して45〜60度の角度で持つと、 インクの流れが安定しやすくなります。
ガチガチに握らず、指先に軽く添えるような持ち方が理想です。
最初は慣れないかもしれませんが、 少しずつ自分の書き方に馴染んでいく感覚こそが、万年筆の楽しさです。
万年筆を長く快適に使うためには、 定期的なメンテナンスが欠かせません。
まず、インクの詰まりを防ぐために、 2〜3ヶ月に一度は水洗いを行いましょう。
カートリッジやコンバーターを外し、 ペン先をぬるま湯に浸けてインクを洗い流します。
洗浄後は柔らかい布で水分を拭き取り、 自然乾燥させるのがポイントです。
また、長期間使わない場合は、 インクを抜いて保管することで乾燥や固着を防げます。
プレピーやプレジールには「スリップシール機構」が搭載されており、 インクの乾燥を防いでくれるため、初心者でも安心して使えます。
| モデル名 | 特徴 | 価格帯 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| プレピー | 圧倒的コスパ/軽量/扱いやすい | 約550円 | ◎ |
| プレジール | 高級感/安定した書き味 | 約1,650円 | 〇 |
| プロシオン | 本格派/インク選びが楽しい | 約5,000円 | △(慣れてから) |
「コスパ抜群で初心者にも扱いやすい『プレピー』については、こちらのレビュー記事で詳しく紹介しています。」
「高級感と安定した書き味が魅力の『プレジール』の詳細は、このレビューをご覧ください。」
「インク選びが楽しくなる本格派モデル『プロシオン』の使用感は、こちらのレビューで解説しています。」
万年筆は、慣れると手放せなくなる魅力があります。
でも最初は「高級感」よりも 「気軽さ」「扱いやすさ」が大切。
まずはプレピーやプレジールで万年筆の世界に触れてみて、 書くことの楽しさを実感してみてください。


